生きづらさ対策

【実体験】発達障害かも?病院探し~初診までにやったことリスト&やってみた感想

筆者は2023年3月、発達障害を疑って精神科を受診→4月に知能検査『WAIS‐Ⅳ』を受けました。

『WAIS‐Ⅳ』受検についての記事はこちら

こじら
こじら
検査結果はまだですが、検査をしただけでも気持ちが前向きになりました

そこで本記事では、病院選び~初診までにしたことをまとめます。

発達障害かもしれない、調べてみたいという方に、少しでも参考になったら幸いです。

この記事はこんな人にオススメ

・発達障害の検査をしたいけど、何から始めればいいか分からない方

・病院の選び方に悩んでいる方

・初回受診の内容など、実体験を知りたい方

※※注意※※

ここで語るのは個人の体験と意見です。病院との相性、より良い探し方などは個人差があると思うので「必ずこうした方がいい」という意図は含みません。あくまで参考、一つの実例としてご覧ください。

理由を精査する

まず、自分が発達障害を調べたい理由を整理しました。

理由をはっきりさせることで、病院に何を求めているのか?を明確にしたかったからです。

私が発達障害の有無を調べたかった理由は4つ。

①幼少期から、”なんとなく社会に馴染めてない感”がずっとある

②過去にも一度発達障害を疑ったが、違うと言われたことがある(検査に至らず)

③仕事をしていると、自分の特性や能力が気になる

④自分の生きづらさの原因を解明するため、その一環としてきちんと調べたい

この中から、本記事では③④について詳しく書きます。

①②については別記事で詳しく触れています

→→【準備中】

仕事をしていると、自分の特性や能力が気になる

仕事をしていて、周りと自分のギャップが気になった点はこちら。

・業務について、細部への確認が執拗かもしれない。

・人に質問する(話しかける)のが苦手。

・自分の疑問を言葉に直して発信するのが難しいと感じる。

・人より処理が遅い気がする。

・不必要なことまで想定して、要らない周り道をしている気がする。

・物覚えが悪い気がする。

こうした懸念が自分の気のせいなのか、本当に能力が偏っているのか分からなかったので、検査して調べたいと感じました。

自分の生きづらさの原因を切り分けるため、きちんと調べたい

一口に生きづらさと言っても、その原因は人によってさまざま。可能性は多岐にわたります。

私は自分がHSP、AC(アダルトチャイルド/チルドレン)であることを自覚しているので、それらが理由であることはほぼ間違いありません。

が、そこに加えて発達障害と似た傾向があるとも感じていました。

HSP、AC、発達障害(未定)のそれぞれの特徴が、どこにどう作用して今の生きづらさが生まれているのか…。

原因を切り分けて今後の参考にするため、検査できちんと調べてみたいと思いました。

受診の前にしてよかったこと

発達障害を扱うドラマやエッセイを見て、共通点をみつける

私が見たドラマは「僕の大好きな妻!」という作品。

こちらの漫画からドラマ化した作品で、発達障害のある奥さんとの暮らしをリアルに知ることができます。

また、当事者さんのツイッターやブログ、漫画エッセイなどを検索して見てみました。

https://twitter.com/mizutanias/status/1650673444252696576
私が参考にした水谷アスさんのTwitterがこちら。アスさんは自閉の特徴を持つ方。

こうした当事者の方々の発信をみることで、

発達障害とはどんなものか、どうやって検査するのか、自分がそうである可能性はどれほどか…といったことを知る近道になりました。

また発達障害の特徴として自分に当てはまる点が具体的に確認できて、医師に伝えやすくなります。これは実際の診療時にも役立ちました。

医療機関の作成した記事を読み、診断や治療について知る

発達障害はどうやって診断するのか、どんな治療法・対策があるのか、専門家による記事で基礎知識をつけました。

「発達障害 診断」「発達障害 相談」「発達障害 対策」など、自分の知りたい内容と組み合わせたキーワードで検索するとよいと思います。

そして得た情報をもとに、もし発達障害だったとき、そうではなかったとき、病院にどういう対応を望むのかを予め考えておくと病院探しがやりやすいです。

例えば…

もし発達障害じゃないなら、なんで生きづらいのか一緒に探ってほしい

発達障害だとわかった後、定期的に薬をもらうのが楽な医院がいい

などなど。

私の場合は生きづらさの原因が定まらず困っているので、

フキダシ1つ目のように「発達障害以外にも、生きづらさについて幅広い視点で見てくれそうな医院」を選びました。

病院のリサーチ

病院探しで重視したことは二つ。

 ・発達障害の診断、診療を明記している院に絞る

 ・発達障害に関する検査を行う準備がある、実績がある

私は今回、必ず検査を受けたい!という点に重きを置いていたので

「発達障害の診療をしている/力を入れている」「検査を受けられる」ことが、公式サイトやクリニック検索サイトに明記してある院だけに絞りました。

他にも「カウンセリングが手厚い」「薬の処方が早くて正確」「設備がよく検査や治療の選択肢が多い」…等々、クリニックごとに強みは違います。

病院ごとの公式サイトやクリニック系の口コミサイトを見て、自分が求める診療スタイルに近い病院を見つけられるとベストです。

調査も大事だけど、行動に移るのも大事

自分に合う病院探しは果てのない放浪みたいなもんです。私も15件くらいのクリニック情報を見ましたが、行ってみないとわからない点もあって、グルグル迷う時間は辛かった…。

理想通りの病院を求めすぎると疲れて気力がなくなるので、ある程度希望に合うところが見つかったらとりあえず予約してみるのも大事。

電話口での受付さんの感じや、予約フォームの感じで推し量れるものもありますし。

2、3件の候補を上げておいて、違うと思ったら次!の精神で臨んでみましょう。

初回受診はこんな感じ

ネット予約があると便利

私の行った病院は、ネット予約がありました。電話が苦手でも予約のハードルが下がって助かります。

プラスして、予約フォームにたくさん文章を書けるのがよかったです。

文字数制限もなかったので、これまでの経緯や気持ち、困っていることをズラズラと長文で書いてしまいました…w(迷惑になることもあるので多少の配慮しましたが)

私は病院に行くといつも、とても緊張します。「何から伝えたらいいか、気になることはちゃんと聞けるだろうか、重要なことを忘れず話せるか…」と気が気でないタイプです。

なので、予約時に自分のペースで、伝えたいことをじっくり書き出して送信できるシステムはちょっと気が楽で助かりました。

初回の診察

やったことは大きく2つ。

・問診表の記入:発達障害の診断、抑うつ状態などの診断に必要なもの4枚くらい

・診察:医師と面談。心理面のネックである家族関係についてや、仕事での困りごとを話す。質問に答える。

所要時間は約2時間くらいでした。

事前に予約フォームに色々書いたにも関わらず、家族との関わりや自分の困り感については、うまく話せた気はしませんでした…(なぜこうなる

重要ポイント喋り逃した気はしていますが、だいぶガッツリ話を聞いてもらったな…という感想。冷静に私の現状を把握しようとしてくれる(ように見える)の先生の態度に、安心して話せました。

長時間話した後、「わかりました。とりあえず検査は、やりましょう」と先生から一言。

喋りが下手でも、「検査したい!」「しないと前に進めない」という気持ちはとりあえず伝わったようでした。

次回予約の取れなさが唯一のイマイチポイントでした

しかし、、人気の医院のようで、検査予約は1か月後しか空かないと言われ…

待つのは仕方ないと割り切り、予約して帰宅。

良い病院ほどこうなりがちだと聞きます。実際そういう傾向があるなと感じました(´;ω;`)

受診してみた感想

事前調査が成功率を上げてくれる

過去にも精神科を受診したことがあるのですが、その時の病院選びは「とりあえず精神科行かなきゃ」「通える距離のところはここしかないし」等々。言ってしまえば適当でした。

当たり前ではありますが、やはり今回のように自分のニーズを理解し、それに合う病院を受診した方が圧倒的にいいです!今回の通院でそれを実感しました。

自分に合う病院に出会えると、疑問も解消でき、望みを叶えてもらえる確率が上がるので、気持ちも状況も前に進みやすいと感じます。

あと病院の公式サイトや、先生の雰囲気などを見ておくのも以外と大事かと。

「来てはみたけど、大丈夫かこの先生」とか、「なんか分からないけど、信頼できない、なんかイヤ…」という事態が避けられ、行き損を防げます。直感もけっこう大事!

まとめ:実際に行動してみて分かったこと

病院探し~初診まで、実際に行動してみた感想をまとめるとこんな感じ。

・事前に知識を入れ、調査するのは大切。納得感につながる

・病院探しは、2、3件めどがついたら行動してみると◎

・合う合わないは結局、直感や肌感も重要。レッツトライ

・予約しただけで少し気が楽になることもある

・人気クリニックは予約が取りづらいのでスピード感には欠けるかも

以上、少しでも参考になれば幸いです!